とあるWEB職人のチラシ裏

流れ星とは どこから来る? 隕石と彗星と火球と小惑星の違い

この記事を書いている今、日が変わって12月15日になった。

 

今夜はふたご座流星群の観測がピークになっていて、活動極大が3時頃とのこと。えーと、あと2時間くらいか。

 

 

 

流れ星ってそもそも何?ってことで調べてみた。

 

流れ星とは

 

流れ星とは、隕石のかけらとかチリだとかが地球の引力にひかれて大気に衝突することで衝撃で燃焼することで発光して見える現象をいう。で、燃え尽きなかったものが地表に隕石として年間に数万個程度が落ちてきている。

 

火球との違いは?

 

火球とは流れ星の中でも特に明るいものを火球という。具体的には、-4等級より明るい、どの惑星よりも明るい流星として国際天文学連合 (IAU)が定義している。

 

どこから来る?

 

流れ星の正体は隕石だ。隕石とは地球に落ちてくる彗星などのかけら。そして彗星はほうき星とも呼ばれ、彗星群の一部だ。彗星群は特定の軌道をもって周期的に太陽系の周りを回っているものと、どこからともなく太陽系に現れて太陽の引力に捕まって認識されるものがある。この彗星群はオールトの雲、またはエッジワース・カイパーベルトという天体から飛んで来ているのだと考えられている。

 

オールトの雲とは

 

オールトの雲とは、彗星の巣だとかふるさとだとか言われていて、太陽から約1.5光年の距離に太陽系を取り巻くように存在する領域。彗星の巣だとか、ふるさとだとか呼ばれている。地球から太陽までが約1億4960万kmで、1光年が約9兆4800億kmなので、地球からは15兆kmほどの距離があるということになる。エッジワース・カイパーベルトは80億kmから150億kmの、海王星より外側の領域に広がっている。

 

小惑星との違い

 

ほとんどのものが100km以下の大きさの、惑星になれなかった塊で、火星と木星の軌道の間にある小惑星帯(アステロイドベルト)と呼ばれる領域に多数存在している。なかには地球に接近してくるものもあり、良くニュースになっているのがこれ。ちなみに、800メートルくらいのものが地球に衝突すると滅亡してしまうといわれている。

 

隕石に当たって死んだ人がいる?

 

過去に隕石の落下で死んだ人はデータがほぼなくて、1650年にイタリア・ミラノの修道士と1674年にスウェーデンで2名の水夫が隕石に当たって死んだとか。近年だと2003年にインドの民家に大火球の隕石が落ち、老人が病院で死亡。

 

生きている例だと1954年にアメリカで腰に隕石が当たった女性と、2009年にドイツの14歳の少年の手に時速約5万キロで落下してきた3グラムほどの隕石のかけらが当たった。木に一回当たってはねただけだったのでかすり傷ですんだ。そのほか、2013年にアメリカフロリダ州の7歳の少年の頭に命中、3針を縫うケガに。

 

隕石の落下で死亡する確率は?

 

調べてみると、落雷より隕石の落下で死亡する確率のほうが高いそうな・・・。隕石の直撃で死亡する確率は250000分の1で、落雷に当たる確率は775000分の1から100万分の1。ピンとこねぇ。

 


ということで、皆さんも流れ星にはくれぐれも気をつけましょう。

 


おまけ

 

流星群が観測できる時期一覧

 

  • りゅう座流星群 1月初旬
  • ペルセウス座流星群 7月下旬~8月下旬頃
  • オリオン座流星群 10月中旬~10月下旬頃
  • しし座流星群 11月中旬頃
  • ふたご座流星群 12月中旬頃